埼玉県の川口署は3日までに、詐欺未遂の疑いで、東京都武蔵野市に住む専門学校生の少年（19）を逮捕した。

　逮捕容疑は2日午後0時10分ごろ、氏名不詳の者と共謀し、川口市の女性（86）方に関東財務局職員や警察官を名乗って、「あなたのキャッシュカードが不正に使われている」などと電話をかけ、キャッシュカードをだまし取ろうとした疑い。

　川口署によると、市内で警察官などを装った予兆電話が数件あったため、警察官が警戒していたところ、同日午後1時20分ごろ、女性方付近で不審な行動をしていた少年を発見。職務質問すると関与をほのめかし、犯行に使うとみられる封筒やはさみを持っていたという。少年は「カードを受け取りに行った」と容疑を認めているという。