スーパークレイジー君どうする 戸田市議会で討議…クレイジー君?スーパー君? 本人登場「私の武器は」
2021/02/09/00:00
埼玉県戸田市議会は8日、先月末の市議選挙後初となる臨時議会を開いた。休憩中の代表者会議で「スーパークレイジー君」の通称で当選した西本誠氏(34)の議会内での通称を議論した結果、そのまま「スーパークレイジー君」とすることが決まった。今後の議員活動での呼称、会議録の名前、議場名札などで使われる。
西本氏は通称を「スーパークレイジー君」とすることの許可を求める「通称使用届」を議長に提出していた。このため、討議の冒頭で市議会の栗原誠事務局長が「通常は議員の姓を呼んでいるので、略称をクレイジー君としてはいかがか」と提案した。
西本氏本人は「了承している」としたが、共産党の本田哲氏(47)は「スーパーを付けた方がいいのでは」とし、「みらいの会」の熊木照明氏(67)は「クレイジー君というのは社会的に通用するか疑問だ。スーパー君の方がいいと思う」と提案。
「戸田の会」の酒井郁郎氏(45)は「いきなりクレイジー君より、スーパークレイジー君とした方がいい」とし、公明党の三浦芳一氏(66)が「その方が柔らかい」と賛成。結局、西本氏の申請通りとなった。
西本氏はこの日、妻に贈られたというブルーのスーツに新しい議員バッジを付け、金髪は黒く染めて登場。代表者会議の後、記者たちに囲まれ「スーパークレイジー君として頑張っていく。注目を集めていることが私にとっての武器。やはり子どもと福祉の問題に取り組んでいきたい」と語った。