嫌がらせで…トラックの前に3回飛び出す 男を追送検「全ての車、自分に圧力かけるため腹が立った」
2021/02/10/00:00
埼玉県桶川市の路上で自転車によるあおり運転をしたとして男が逮捕、起訴された事件で、千葉県内でも同様の行為をしていたとして、上尾署は9日、道交法違反(あおり運転)の疑いで、同市寿1丁目、無職の男(33)をさいたま地検に追送検し、捜査を終結した。男は「道路を走る全ての車が自分に圧力をかけるため腹が立ち、嫌がらせのためにやった」と供述しているという。
追送検容疑は昨年9月27日午後5時5分ごろ、千葉県流山市の市道を自転車で走行中、埼玉県の男性(40)が運転する2トントラックの前に3回にわたって飛び出すなど、交通の危険を生じさせるおそれのある運転をした疑い。
同署は昨年10月、男性の勤務する会社からドライブレコーダー映像の提供を受け、捜査を進めていた。男は約200メートルの間に3回、トラックの前に飛び出して進路を妨害していたという。
あおり運転を厳罰化した改正道交法は昨年6月に施行。県警は同10月、全国で初めて、自転車によるあおり運転容疑で男を逮捕していた。
同署はほかにも昨年3~10月の間、上尾や桶川市内で発生した同様の妨害行為を2件確認。いずれも同法違反(あおり運転)の罪で起訴されている。