埼玉新聞

 

埼玉は全国2位の出荷量!丸々と真っ白な玉、春カブ収穫が最盛期 JAいるま野管内の6市町、7250トン栽培する主な産地に 川越産が8割占める 首都圏を中心に出荷

  • 春カブを収穫する金子真弥さん=8日、川越市下赤坂

    春カブを収穫する金子真弥さん=8日、川越市下赤坂

  • 春カブを収穫する金子真弥さん=8日、川越市下赤坂

 川越市内で露地栽培の春カブの収穫が最盛期を迎えた。根の部分は、3月下旬から6月中旬にかけてが最も柔らかくなり、甘みも増すという。直径8センチほどに丸々と育ったカブは茶褐色の土から抜き取られると、みずみずしく真っ白な玉が姿を現した。

 県内のカブ出荷量は全国2位で、JAいるま野管内の6市町が主な産地となっている。現在、いるま野では約40人の生産者が80ヘクタールの畑で例年7250トンほどを栽培。首都圏を中心に、岩手県や長野県の市場にも出荷している。

 管内で栽培する8割は、川越市産が占めるという。年間5ヘクタールを作付けするカブ部会長、金子真弥さん(42)が持つ同市下赤坂の農地では8日、「雪牡丹(ゆきぼたん)」と呼ばれる品種を収穫。金子さんは「春先に雨がしっかり降ったので、順調に育ってくれた。漬物やみそ汁で食べるのはもちろん、厚切りにしてオリーブオイルで炒めるのもお薦め」と話していた。
 

ツイート シェア シェア