埼玉新聞

 

人気!加須のうどん情報満載「るるぶ特別編集 加須」 情報がより綿密に、うどんの日は店ごとに特典も

  • 加須うどんの魅力が満載のフリーペーパー「るるぶ特別編集 加須」=加須市役所

 埼玉県加須市のうどん情報を満載した同市発行のフリーペーパー「るるぶ特別編集 加須」(20ページ)が人気だ。5年ぶりの改訂版で、25日から市役所や公共施設、市内の店、関東近県の自治体などに置かれているが、早くも注目を集めている。

 同市のうどんは300年以上の伝統がある。市の条例で6月25日を「加須市うどんの日」に定めるほど、うどんに力を入れている。市内には約60店あり、日本有数のうどんどころで知られる。「うどん王国・加須」とも称している。

 改訂版は、5万部を発行した。市内の50店ほどが参加していて、情報がより綿密に。「うどんパラダイス」では、冷や汁うどんや、なす南蛮うどん、鍋焼きうどんなどを紹介。「個性派の一杯」では、ざる黒米うどん、サラダうどん、かも汁うどんなどを登場させている。

 「女子野球の聖地」でもある同市。誌面では、市内に本拠地を置く女子硬式野球チーム「埼玉西武ライオンズ・レディース」の田中美羽選手と清水美佑選手が、自転車で巡ってガイドしている。

 また、埼玉を日本一の「うどん県」にする会の永谷晶久会長が「ツルツルシコシコとした食感は誰にでもなじみやすい。つけ汁やツユが店ごとに個性的なのも面白い」と評価。「加須は埼玉うどんの聖地と言っても過言ではありません!」と強調している。

 観光振興課では「改訂版では、うどんの日にこの本を見せると、大盛りサービスや50円引きなど、店ごとに違うサービスが受けられる特典をつけた。店によっては、うどんの日以外にも特典を設けているところもある」と、アピールしていた。

 問い合わせは、観光振興課(電話0480・62・1111、内線276)へ。

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