<新型コロナ>誤ってメール送信…ワクチン接種予定の医療従事者1000人分の個人情報 県が232機関に
2021/03/03/00:00
埼玉県は2日、新型コロナウイルスワクチンに関する県の説明会に参加した232の医療機関などのメールアドレス宛に、医療従事者千人分の氏名や性別、生年月日、所属医療機関、住所を記載した接種予定者リストを誤って送信したと発表した。外部への流出は確認されていないという。
県保健医療政策課によると、各機関や地域で接種予定者をリスト化し、接種のためのシステムに登録するため、リストの様式として空のエクセルファイルを送信するところ、県の担当者が入力し別のファイルに保存していたはずの千人分の個人情報が残っていたという。
同課の担当者は「本来様式は県ホームページからダウンロード可能だったが、1日夜に不具合があり、締め切りが迫っていたため、メールで送付した」と説明。メールを送信したのは2日午前1時50分ごろで、受信者から同日朝に連絡があり発覚した。
県は受信者に削除を依頼。個人情報が流出した千人に対しては謝罪文を郵送するなどの対応を取る。