埼玉新聞

 

5月だけではなく、いつもそばに…手のひらサイズの木製「おなまえ兜」 川口の会社、端午の節句に向け発売

  • 兜に名前の漢字一字を入れることができる「おなまえ兜」

    兜に名前の漢字一字を入れることができる「おなまえ兜」

  • 兜に名前の漢字一字を入れることができる「おなまえ兜」

 埼玉県川口市の木製玩具製造販売「こまむぐ」は今月、5月の端午の節句に向け、名前の漢字一文字を兜(かぶと)飾りにする「おなまえ兜」を発売した。

 「おなまえ兜」は同社が販売する、坂道を歩かせて遊べる木の人形「どんぐりころころ」の兜飾りセット。台座に県産ヒノキを使用し、同市内工場で一つ一つが職人の手によって丁寧に作られている。

 兜には飾りとして子どもの名前漢字一字を入れることが可能。卓上サイズの商品は手に触れて遊ぶことができるおもちゃとして、季節を問わず飾ることができる。

 同社は昨今の住宅事情や価値観の変化などで人形を飾る機会が少なくなる一方で、子どもたちの幸せを願う文化を次世代に継続させたいとの思いで同商品を開発したという。

 これまでにも手のひらサイズの人形を坂道で歩かせ遊ぶことができる「どんぐり兜」や、お内裏様とおひな様がセットになった「どんぐりひな人形」を発売。商品を通じて子どもへの関心を寄せると同時に、人形や節句文化そのものへ関心を持つことにつながってほしいとしている。

 「おなまえ兜」は、兜、どんぐりころころ(人形)、台座、びょうぶ、ふくさのセットが税込み3万3千円。兜のみの販売もある。同社ホームページ、同市領家の同社工場併設ショップで販売する。同社の小松和人代表は「お子さまのお祝いを思い出に残る形でお届けできれば」と話している。

 問い合わせは同社(電話048・229・8053)へ。

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