埼玉新聞

 

一文字違いが縁で 被災地への思い巡らす機会に…東松山市役所で東松島の復興など紹介する企画 12日まで

  • 被災地の宮城県東松島市の復旧・復興の状況などを紹介した「友好の歩み展」=東松山市役所の一階市民ホール

 東日本大震災から10年。埼玉県東松山市役所の1階市民ホールで、被災地の友好都市・宮城県東松島市の復旧・復興の状況などを紹介した「友好の歩み展」が開かれている。12日まで。

 両市は一文字違いが縁で大震災直後から、がれきの片付けボランティアや支援物資の提供、市職員の派遣、市民交流など、産学官民一体となった支援・交流を続けている。2015年11月には、友好都市盟約を締結した。

 今年は節目の年。東松島市災害派遣職員ら東松山市職員の有志が、被災地支援・応援の歩みを振り返り、「被災地への思いを巡らす機会にしてもらいたい」と企画した。

 会場には、東松島の復旧・復興の状況、両市の交流、ポスター、東松島で始まった「青いこいのぼりプロジェクト」などを紹介したパネルを展示しているほか、復旧・復興の状況を伝えるモニター、「絆は永久不滅」「あの日を決して忘れず心を一つに」などのメッセージの入ったキャンドルタワーが展示されている。

 11日夕方には、市役所正面玄関前で「3・11きずなキャンドル2021」を開催、キャンドルタワーの点灯と黙とうを行い、東日本大震災の犠牲者の冥福を祈る。

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