埼玉新聞

 

県の男性主査、飲酒後に自転車運転 赤信号で横断歩道を渡りバイクと衝突 県が停職処分

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県は22日、飲酒後に自転車を運転して事故を起こし、男性にけがを負わせたなどとして、シニア活躍推進課主査の男性職員(43)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 人事課によると、主査は2018年7月21日午後9時ごろ、さいたま市中央区本町西の交差点で、自転車に乗って横断歩道を赤信号で渡ろうとしたところ、青信号で直進してきたバイクと衝突。バイクに乗っていた男性は転倒し、あばら骨を骨折した。

 当日は休みで、主査は同僚と飲酒後、自転車で帰宅途中だったという。警察官に「自転車を引いていた。乗っていなかった」などと告げ、飲酒検知を求められなかった。今年1月、重過失傷害罪で罰金30万円の略式命令を受けた。

 主査は事故から約1週間後、警察や県に飲酒していたことを伝え、当時自転車に乗っていたことも認めたという。県は「起訴状では飲酒の記載はないが、当該職員が飲酒の事実を認めていることから停職とした」と説明している。

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