埼玉新聞

 

<新型コロナ>川口の中学校でクラスター、東部の県立学校でも学年閉鎖 埼玉で126人感染、2人死亡

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは11日、新型コロナウイルスに感染していた70、80代の男性2人が死亡、新たに126人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が70人、さいたま市30人、川口市20人、川越市2人、越谷市4人。

 これまでに確認された感染者は3万490人(チャーター便帰国者含む)、死者は642人(11日午後6時現在)。

 10日午後9時時点の重症者は42人、感染者の入院は599人、ホテル療養237人、自宅療養332人。退院・療養終了は2万8314人。

 県によると、県管轄では70代と80代の男性2人が死亡した。11日に詳細が判明したのは10歳未満~90代の男女57人。狭山中央病院で1人の感染が確認され計74人となった。その他、県内の医療機関と高齢者施設それぞれ1カ所で、関係者計2人の感染が判明した。また、県教育局は東部地区の県立学校で教職員1人が感染し、保健所調査のため当該教職員が担当する学年を同日閉鎖したと発表した。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~70代の男女30人。40代女性医療職は集団感染が発生している市内医療機関の職員で、感染者は計6人となった。10歳未満の女子児童は市立小学校の児童で、同校の感染者は計3人となった。同じクラスの他の児童は陰性で、11日から授業を再開した。

 川口市によると、感染が判明したのは10~60代の男女20人。うち9人は市立中学校の生徒で、6~9日に判明した。市はこの学校でクラスター(感染者集団)が発生したとし、当分の間、学年閉鎖を決めた。中学校のクラスターは2校目。同校では7日に最初の感染が分かり、生徒計10人が感染が分かった。

 川越市によると、感染が判明したのは60代の男性2人。

 越谷市によると、感染が判明したのは市内に住む30~50代の男女3人と松伏町の30代男性の計4人。

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