救急搬送された…うそ言って急に当日休暇 志木市、職員数人を処分 ガソリンスタンドで喫煙も
2021/03/16/00:00
埼玉県志木市は15日、給食費免除者の償還払いの手続きを怠ったなどとして、地方公務員法に基づき、男女3人の職員に戒告処分をしたと発表した。
市によると、子ども健康部の50代の女性主査は2020年4~11月、市内の私立幼稚園9園の給食費免除者計96人から申請された給食費免除の償還手続きを怠った。11月に幼稚園から指摘され判明。申請から1、2カ月後に支払われる96人分の償還金計約82万5千円は先月に支払われた。
また、20年7月、市内の認可外保育施設の利用者から20年度の保育料無償化による還付金の申請を受け、請求書に一部不備があったのに手続きを怠った。10月の福祉監査室による確認作業で放置が判明。11月に支払われる還付金約1万円は12月に支払われた。主査はいずれも「失念していた」と話しているという。
都市整備部の50代の男性主任は有給休暇は原則、事前申請なのに、20年7月2、3日、いずれも当日に上司に電話で「家族が交通事故で救急搬送された」などとうそを言って申請した。市民生活部の50代の男性主査は職務中の喫煙が職務専念義務違反であるのに、当時、環境推進課職員だった20年9月、公用車で災害発生時の可搬式ポンプの確認作業をしていた際、給油で立ち寄った市内のガソリンスタンドで喫煙した。