埼玉新聞

 

<新型コロナ>クラスター発生の三愛病院で広がる 埼玉96人感染5人死亡 学校、医療機関など感染続く

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは16日、新型コロナウイルスに感染していた80~90代の男女5人が死亡、新たに96人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が64人、さいたま市16人、川口市12人、越谷市4人。

 これまでに確認された感染者は3万1073人(チャーター便帰国者含む)、死者は676人(16日午後6時現在)。

 15日午後9時時点の重症者は35人、感染者の入院は565人、ホテル療養321人、自宅療養306人。退院・療養終了は2万8922人。

 県によると、県管轄では80~90代の男女5人が死亡した。16日に詳細が判明したのは未就学児~70代の男女48人。関東工業自動車大学校(鴻巣市)で3人の感染が確認され、計91人となった。その他、県内の医療機関と高齢者施設それぞれ1カ所で、関係者1人ずつの感染が判明した。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10~90代の男女16人。90代無職女性はクラスター(感染者集団)が発生している松弘会三愛病院(桜区田島)の入院患者で、感染者は計14人となった。女性は4日に別の病気で入院し、同日と12日にPCR検査を受けて陰性だった。15日に発熱したため検査を実施し、陽性と判明した。中等症という。

 川口市によると、感染が判明したのは、10代の小学生男児から70代の会社員男性まで12人。重症者はいない。

 越谷市によると、感染が判明したのは20~70代の男女4人。40代の会社員男性は職場に陽性者がいた。

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