埼玉新聞

 

催促するも…小中学校の備品代、支払わず 埼玉・志木市教委の20代職員処分「一人で抱えていたので」

  • 志木市役所=志木市中宗岡

 埼玉県志木市は16日、市立小中学校の備品購入で納入業者に代金を支払っていなかったとして、市教委教育政策部の20代の男性主事を戒告処分にしたと発表した。

 市によると、主事は2020年8~9月、市が16業者と随意契約したエアクリーナーやノートパソコンなど小中学校に配置する53種類の備品(計約1605万円)を巡り、12月上旬までに納入され、請求書が届いているのに、最大2カ月間、支払い手続きを怠った。業者のうち2社は電話や文書で催促していたが、支払われず、うち1社が主事の上司に相談した。市は12月末までに支払いを完了した。

 主事は「一人で抱えていたのでできなかった」と説明しているという。

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