埼玉新聞

 

<新型コロナ>変異株4人…20代など 埼玉53日ぶり死者なし、132人感染 専門学校100人に迫る

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは17日、新型コロナウイルスの感染者を新たに132人、8~14日の1週間で変異株の感染者を4人確認したと発表した。感染者の内訳は、県発表が82人、さいたま市24人、川口市13人、川越市3人、越谷市10人。死者が確認されなかったのは1月23日以来53日ぶり。

 県によると、変異株に感染したのは20~80代の女性4人。いずれも軽症で、累計感染者は64人となった。うち20~80代の女性3人は同居家族で、残りの40代女性は海外渡航歴があった。

 3月6日発表分の感染者1人の取り下げがあり、これまでに確認された感染者は31204人(チャーター便帰国者含む)、死者は676人(17日午後7時現在)。

 16日午後9時時点の重症者は40人、感染者の入院は564人、ホテル療養304人、自宅療養319人。退院・療養終了は2万9018人。

 県によると、17日に詳細が判明したのは10歳未満~80代の男女65人。クラスター(感染者集団)関連では、関東工業自動車大学校(鴻巣市)で7人の感染が確認され、計98人となった。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10~80代の男女24人。20代女性公務員は市立病院看護部手術室の看護師で、手術前の患者にPCR検査を行う担当だった。女性看護師はマスクなど常時着用しており、濃厚接触者はいないと判断された。市立病院総務課によると、手術後に介助した入院患者1人のPCR検査を実施する。発症した15日の休憩中に一緒に食事をした看護師5人、同じ場所で食事をした看護師8人の計13人を就業制限。同僚看護師ら約50人の検査を実施しており、就業制限の13人は陰性だった。

 川口市によると、未就学女児から60代の無職男性まで13人の感染を確認した。

 川越市によると、感染が判明したのは20~70代の男女3人。

 越谷市によると、20~40代の男女10人の感染を確認。うち7人の感染経路は家庭、職場、知人という。

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