おいしそう!泥付き深谷ねぎを絵柄に、深谷市内でフェースタオル販売 きれいなネギより深谷らしく
2021/03/27/00:00
全国に知られているブランド「深谷ねぎ」を絵柄にしたフェースタオルが埼玉県深谷市内で販売されている。同市深谷町にある商品のデザイン製作をしている「ノール」の橋本洋代表(53)が発案し、泥付きネギがタオル一面にプリントしてある。
同市は2015年のネギ作付面積全国1位(農林水産省調べ)。そんな細長いネギは「タオルの絵柄にピッタリ」とアピールする。新型コロナウイルスの感染拡大防止策でマスクのプリント加工が落ち着き、市内で収穫したネギを使った「農産物タオル」に取り組んだ。
今年2月、外注で縫製をしている女性の家族から泥付きネギを束で譲り受け、写真に収めた。そのデータを加工してタオル地にプリントした。橋本代表は「きれいなネギより泥付きの方が深谷らしさが表現でき、おいしそうに見える」と話す。
タオルの大きさは縦34センチ、横84センチと通常のタオルよりも長い。表がポリエステル、裏が綿。ネギの緑色の部分に「深谷ネギ」という文字を入れ、折り畳んでパッケージに入れた際、文字でも深谷をアピールできるよう工夫。この文字は熊谷市のイラストレーター、ことなさんが書いた。透明なパッケージには名刺も入れられ、贈り物にする時はコメントも入れられる。
価格は990円(税込み)。同市西島町の「渋沢栄一翁ふるさと館オークOAK」、同市仲町の「深谷大河ドラマ館」などで購入できる。橋本代表は「深谷に来た証しになれば」と話している。
問い合わせは、ノール(電話048・573・7319)へ。