埼玉新聞

 

新保育園「ドルフィン・キッズ保育園川口」、4月に開園 新藤衆院議員、加藤官房長官の夫人ら落成式出席

  • 完成したドルフィン・キッズ保育園と福嶋裕美子理事長=27日、川口市青木5丁目

  • 歌う雨谷麻世さん

 埼玉県川口市青木で新たに開園する「ドルフィン・キッズ保育園川口」(野口礼子園長、園児定員90人)で27日、完成を祝う落成式があった。ソプラノ歌手、雨谷麻世さんのミニコンサートもあり、プッチーニのオペラ「トゥーランドット」から「だれも寝てはならぬ」などを歌い、出席した約50人の来賓を魅了した。

 同保育園は岡山県倉敷市で診療所や老人ホーム、専門学校などを運営する「福嶋いるかグループ」の社会福祉法人ドルフィン福祉会が経営し、4月に開園する。落成式で同福祉会の福嶋裕美子理事長は「岡山で地域福祉や医療でノウハウを重ねてきた。川口で地域に愛される保育園を目指す。子どもからお年寄りまで、障がいのある人も、みんな優しく、ともに楽しくが私たちのモットー。好奇心をつぶさない教育を心掛ける」と述べた。

 福嶋さんはまた、「川口の子どもたちとドングリの実から育てた苗木を岡山県井原市の山に植樹して、川口と岡山の子の交流も実現したい」と語った。

 来賓としては、地元選出の新藤義孝衆院議員、加藤勝信官房長官のそれぞれの夫人が出席した。

 ドルフィン福祉会はいずれも倉敷市内に本拠を置く、医療法人福嶋医院、介護付き有料老人ホームなどを運営する「ドルフィン・エイド」、理学療法士養成の専門学校を経営する福嶋学園などと、医療、福祉、教育の三位一体のネットワークを持つ。同福祉会とドルフィン・エイドの理事長、福嶋学園長を裕美子さんが務め、医療法人の理事長は夫の啓祐さんが務める。

ツイート シェア シェア