妊娠させた…母が200万円を用意、「同僚女性との子、おろしたい」と電話してきた息子のために じつは詐欺師が息子のふり 駅へ向かった母、少年に現金を手渡し…2日後に被害届 特定された少年は15歳
2024/05/09/16:46
埼玉県警浦和署は8日、詐欺の疑いで、川越市に住む高校生の少年(15)を逮捕した。
逮捕容疑は氏名不詳者と共謀し、4月2日午前9時半ころから数回にわたり、さいたま市南区の女性(76)方に次男等を名乗り「同僚の女性を妊娠させてしまった」「子供をおろすための処置費用や相手への謝罪のため、お金が必要だ」「いくらか用意できないか」「取りにいけない」などと電話をかけ同日午後1時45分ごろ、東武伊勢崎線南羽生駅で現金200万円をだまし取った疑い。
同署によると、女性が4月4日に蕨署に来署し被害届を出し、防犯カメラの精査などから少年の犯行を特定した。少年は受け子とみられ、「現金を受け取ったことは間違いない」と容疑を認めているという。余罪の有無や動機などを捜査している。