埼玉新聞

 

弟の電話と思い込み…88歳女性、現金100万円手渡す被害 弟は電話入れず、次男が通報/埼玉・和光

  • 詐欺で100万円被害=和光市

 埼玉県の朝霞署は2日、和光市の無職女性(88)が手渡し詐欺で現金100万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、3月31日午前8時ごろから、女性方に男から電話が数回あり「家に行く」「証券会社で株を買い、損失して穴を開けてしまった」「知人が取りに行く。現金を封筒に入れて渡してほしい」などと話した。

 弟と思い込んだ女性は1日午前10時30分ごろ、自宅を訪れた弟の知人を名乗る男に現金100万円を手渡した。その後、女性の弟が同方に電話を入れていないことを親族が確認したため、女性と同居する次男が110番した。現金を取りに来た男は年齢30歳ぐらい、身長175センチぐらい。白っぽい上着に色不明のマスクを着けていたという。

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