女性占い師、埼玉・深谷で人々の心つかむ ゲーム漬け男性、占い後に生まれ変わる「資格取って活躍中」
2021/04/06/00:00
「占いで深谷を元気にしたい」―。西洋占星術、タロットなどを駆使して道の駅、飲食店、公民館、各種イベント会場などで活躍している埼玉県深谷市小前田の占い師、華音(かのん)ソフィアさん。元キャビンアテンダントで、結婚を機に深谷の地に転居。「隠れた才能、長所を知った時のお客さんの喜ぶ顔が好きなんです」と、東京・原宿でも多くの人生を後押ししてきた占い師が、地域密着で交流の輪を広げている。
「占ってもらい、落ち込んで帰っても意味がないでしょ?」とにっこり。ある日、大柄な男が「ゲームばかりの日々。自分を変えてほしい」と占いに来た。「『あなた次第。私にはどうにもできない』とはっきり言った。ただ、『せっかく資格を生かす能力があるのにもったいない』と加えた。彼はその後、重機の資格を取り、活躍しています」とうれしそう。厳しい中にも前向きになれる一言。「占いは、実は話を聞くことが大事」と言い切るていねいな対応が、多くの人々の心をつかんでいる。
東京都出身だが、「人が優しい」と絶賛するほどの深谷好き。自宅の「ぶどうの木」はもちろん、カフェから生保のイベント、市役所窓口まで、活躍の場は広がる一方で、深谷市技活(わざかつ)登録占い師の一面も。「十数枚のカードに書かれた質問に答えてもらったり、色や水、歴史なども活用し、オリジナルの占いにも挑戦していきたい。多くの人と接し、前を向くお手伝いができれば」と目を輝かせる。