飯能署は7日、日高市の無職女性（63）が還付金詐欺で現金約300万円をだましとられたと発表した。

　同署によると6日午前10時40分ごろから数回、女性方に市役所職員や金融機関職員を名乗る男から「前に手紙が行ったと思うんですが、保険料3万5400円の払い戻しがあります」などと電話があった。信じた女性は同日午後2時25分ごろ、飯能市内の病院内に設置された現金自動預払機（ATM）コーナーで金融機関職員を名乗る男の指示通りにATMを操作し、指定された口座に現金合計約300万円を振り込んだ。女性がATMの明細を確認したところ払い戻しではなく、振り込み処理となっていたことを不審に思い、金融機関に相談して被害が発覚した。