埼玉新聞

 

<新型コロナ>ワクチン集団接種、東松山市が運営訓練 机上でやったこと「実際に動くと課題出た」

  • ワクチン接種の訓練=8日午後、東松山市野本市民活動センター多目的ホール

 東松山市は8、9の両日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場に予定されている野本、松山の各市民活動センターで、運営訓練を実施した。比企地域では初めて。東松山保健所、比企医師会、東松山薬剤師会、比企広域消防本部、比企地域の各自治体の担当者らが参加、各会場の一連の流れを確認した。

 8日に行われた野本市民活動センターでは、医師や看護師ら約80人が参加。受付、予診表確認、医師の予診(4カ所)、看護師による模擬注射(2カ所)、接種済証の発行、経過観察などの通し訓練が行われたほか、副反応が出た場合の救急搬送の訓練もした。実際に医師の問診で模擬注射を見送った場面もあった。

 担当の小谷野貴久・健康推進課長兼保健センター所長は「机上でやっていたことを、実際に動いてやると、さまざまな問題、課題が出てきた。これを修正して本番の接種に備えたい」と話していた。

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