吉沢亮さん、高良健吾さん登場 大河「青天を衝け」の役どころなどトーク 埼玉・深谷で「渋沢愛感じた」
2021/04/11/00:00
NHKの番組「土曜スタジオパーク」の公開生放送が10日、深谷市の深谷市花園文化会館アドニスで行われた。この日は、地元出身の実業家・渋沢栄一が主人公の大河ドラマ「青天を衝(つ)け」で、栄一役を演じる吉沢亮さん、いとこの渋沢喜作役の高良健吾さんがゲストで登場。吉沢さんは「地元深谷の『渋沢愛』を身をもって感じた。栄一の故郷を訪れることができてうれしい」と喜びを語った。
大河ドラマ第60作の「青天を衝け」は、主人公の渋沢栄一が、時代の大渦に翻弄(ほんろう)され挫折を繰り返しながらも、高い志で未来を切り開いた姿をダイナミックに描いており、大森美香さんが脚本を務めている。
会場では応募倍率約17倍の中から幸運を引き当てた観衆283人を前に、吉沢さんは「栄一の故郷深谷のイベントに参加できてうれしい」と笑顔。高良さんは深谷の印象について、「空が澄んでいて気持ちが良かった。地元の方々の渋沢愛を感じた」と話すと、客席からは大きな拍手が起きた。
放送では、これまでの物語や自身の役どころなどをトーク。渋沢喜作の人物像について、演じる高良さんは「最後まで自分を試し続けた人。全ての物事や出会いに全身全霊で立ち向かっている。真っすぐで情に厚い人柄が魅力」と述べた。
渋沢栄一が愛した郷土料理「煮ぼうとう」が登場し、2人も試食。地元野菜がたっぷり入った深谷自慢の逸品に、吉沢さんは「優しい味」、高良さんは「深谷ねぎの甘味が口いっぱいに広がっておいしい」と満足げな様子だった。
吉沢さんは「渋沢栄一にとって深谷は、人間的な部分の基礎が育った場所だと感じる。実業家として活躍した後でも地元愛を忘れず、故郷・血洗島の獅子舞を楽しんでいたと聞いた。皆さんの熱量を胸に、精いっぱい演じていきたい」と目を輝かせた。