埼玉新聞

 

<高校サッカー>関東大会の埼玉県予選、無観客で17日開幕 2年ぶりの大会を展望 組み合わせは

  • 関東大会県予選の組み合わせ(試合会場と時間は事前非公表)

 サッカーの関東高校大会県予選は17日、39チームが参加して開幕。決勝は29日に行い、上位2校が関東大会(6月5~7日・山梨)の出場権を獲得する。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から無観客で開催され、試合会場と時間は事前非公表。2年ぶりに行われる大会を展望する。

 例年2月に行われる県新人大会が緊急事態宣言下で中止となったため、昨秋の選手権大会県予選で8強の武蔵越生、正智深谷、西武台、武南、立教新座、聖望学園、細田学園の7校がシードとなっている。

 同大会で2年連続の栄冠に輝いた昌平はプリンスリーグに参戦しているため不参加。大本命の不在に加え、東西南北の各地区予選も8強決めまでしか行わなかったため、組み合わせの偏りも予想される。西武台の守屋監督は「本当に横一線」と期待を込める。

 その中でも軸になるのは県S1リーグ勢か。2年ぶりの優勝を狙う武南はトップ下・水野のスピードを周囲が生かし、ワントップの桜井が得点力を発揮したい。西武台はパスを受ける動きに長ける福沢がリズムをつくり、細田、松原ら多士済々の攻撃陣が躍動する。

 今大会に限り3年生だけで参加する聖望学園は前チームから主力のFW榎戸、アンカー柑子木が頼りになる存在。正智深谷は寺田、大野の両MFに加え、DF森下がチームの核となっている。

 第1シードの武蔵越生は主将のDF郡司が正確なキックで好機を演出する。成徳大深谷も前評判が高く、公立校は浦和カップ準優勝の浦和西を筆頭に、浦和南、市浦和もチャンスをうかがう。

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