埼玉新聞

 

<新型コロナ>埼玉県、公立高入試の日程を変更 進学先決まらぬまま卒業式…受験生の心理的負担を軽減

  • 埼玉県、公立高入試の日程を変更

 県教育局は16日、2022年度県公立高校入試について、新型コロナウイルスの影響を考慮し、受験生の心理的負担を軽減するため日程を変更したと発表した。学力検査は2月25日から24日に、一部の学校での実技や面接は28日から25日に変更。合格発表は3月7日から4日に変えた。新型コロナなどによる追試は同2日から7日に変更し、新たに合格発表日を9日に設けた。

 高田直芳教育長は定例記者会見で「21年度は新型コロナによる特例追試を設けたが、進学先が決まらないまま中学の卒業式を迎える場合もあり、精神的な負担が大きかった」と前回の入試日程の課題を説明した。昨年5月に発表した従来の日程では、通常の学力検査に臨んだ受験生でも追試の後で合格発表となり、出願から約1カ月間となるため、精神的な負担を考慮し、合格発表も2回に分けるよう見直された。

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