埼玉新聞

 

<高校サッカー>三郷北、浦和東に逆転勝ち 春日部はPK戦の末、早大本庄を下し2回戦へ/関東予選

  • 浦和東―三郷北 逆転勝利で歓喜に沸く三郷北イレブン。中央は2得点の大作

  • 早大本庄―春日部 後半6分、春日部の清水(4)が好守でチームを救う

 (第1日・埼玉スタジアム第4グラウンドほか=17日)

 39校が参加して開幕。1回戦7試合が行われ、三郷北は浦和東に2―1で逆転勝ち。0―1の後半36分に大作のゴールで同点とし、同ロスタイムにも川村のFKから大作が決勝のヘディングシュートを突き刺した。

 春日部はPK戦の末に早大本庄を下し、浦和南は5―0で慶応志木に大勝。南稜、西武文理、市浦和、埼玉平成もそれぞれ1点差の試合を制して2回戦に駒を進めた。

■エース、終盤に本領発揮/三郷北

 三郷北は終盤にエースが本領を発揮し、浦和東を破って2回戦へ進出。中村監督は「サイドの攻防を強化してきた。前半耐えることができた」と勝因を挙げた。

 0―1の後半36分、ゴール前のこぼれ球に滑り込んだ大作のゴールで試合を振り出しに戻すと、同ロスタイムには敵陣中央右から川村が蹴ったFKを大作がバックヘッドで流し込んだ。

 地元の三郷ジュニアと連係してチーム強化に励み、「足りない分は情熱でカバー」と中村監督。1年次からトップチームで経験を積んできた大作については「勝負強くなっている。素晴らしいストライカー」と成長に賛辞を惜しまなかった。

■えんじ色対決、主将勝利導く/春日部

 えんじ色のチームカラーが激突した一戦は、12人目までもつれ込んだPK戦の末に春日部が早大本庄を下した。

 前半38分に主将の清水が先制ゴール。後半2分には途中出場の岩瀬が貴重な追加点を奪った。キッカーが一巡したPK戦でも清水が勝利を決定づけ、柳田監督は「セットプレーは常に競り勝ってくれる」と主将への信頼を口にした。

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