埼玉新聞

 

<高校野球>立教新座、大宮北が2回戦へ 星野は辞退、細田学園が不戦勝に 埼玉県大会、24日の対戦は

  • 与野―立教新座 7回裏立教新座2死満塁、佐藤が走者一掃の右越え二塁打を放つ

  • 春日部―大宮北 6回裏大宮北1死満塁、新家のスクイズで三塁走者篠田が生還する。捕手斎藤

 (23日・県営大宮ほか)

 昨秋の県8強で県大会から登場するシード8校と、各地区大会を勝ち抜いた41校を合わせた49チームが参加して開幕。4球場で1回戦10試合を行い、立教新座が与野に6―1で快勝、大宮北は春日部に8―1で八回コールド勝ちし、それぞれ2回戦に進出した。

 33年ぶりに春季県大会に出場した宮代は6―4で三郷北を下し、春秋の県大会を通じて初勝利を挙げた。

 24日は県営大宮など4球場で1回戦の残り8試合が実施される。

 また、県高野連は23日、星野の辞退を発表した。同校では22日に新型コロナウイルスの集団感染が確認され、野球部員に感染者はいないが同校は出場取りやめを決めた。25日に県営大宮で行われる予定だった2回戦の星野―細田学園は細田学園の不戦勝となる。

■主軸の打撃、勝因に/立教新座

 終盤に計4点を加えて与野を突き放した立教新座が、快勝で2回戦に進出。冨部監督と横山主将は、「今日は佐藤のおかげ」と口をそろえて主軸の打撃を勝因に挙げた。

 一回に2点先制したが、その後は六回まで追加点を奪うことができなかった。七回に1点を返されて迎えたその裏、2死満塁から佐藤が「5番で起用されたからには結果を残さないといけない」と、高めの直球を捉えて走者一掃の右越え二塁打。この一打が勝利を手繰り寄せた。背番号5は「次も一打一打集中して5番の仕事を果たしたい」と意気込んだ。

■大技小技で計8点/大宮北

 大宮北は大技、小技で計8点を奪い、春日部に八回コールド勝ちした。

 相手の立ち上がりを攻めて一回に2点を先制。2―1の六回には、1死満塁から新家のスクイズで1点を加えると、七回には福田の2点本塁打と古田の2点二塁打で計4点。八回には篠田の適時打で試合を決めた。4安打の長沢は「県大会で結果を出せて自信になった」とほほ笑む。主将の新家は「(2回戦の相手)山村学園に勝つため、切り替えて準備したい」と気合を入れ直した。

■24日の試合

【県営大宮】

▽1回戦

浦和学院―狭山ケ丘(10時)

坂戸西―埼玉栄(12時30分)

【上尾市民】

▽1回戦

越谷西―北本(10時)

川越初雁―叡明(12時30分)

【熊谷公園】

▽1回戦

正智深谷―市川越(10時)

春日部東―本庄東(12時30分)

【所沢航空】

▽1回戦

大宮南―山村国際(10時)

西武文理―不動岡(12時30分)

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