埼玉新聞

 

首都高ICから5分!東北道ICも近い“保護犬猫シェルター”誕生 ドッグランを3カ所併設 浦和与野店に続いて、大宮見沼店をオープンさせた「ペットフェリーチェ」 トリミング、トレーニング、ホテルなど充実

  • 保護犬猫の飼育に力を注ぐ門脇雪代表(右端)ら=さいたま市見沼区のペットフェリーチェ保護犬猫シェルター大宮見沼店

    保護犬猫の飼育に力を注ぐ門脇雪代表(右端)ら=さいたま市見沼区のペットフェリーチェ保護犬猫シェルター大宮見沼店

  • 保護犬が自由に過ごせるオープンスペースを設けている店内

    保護犬が自由に過ごせるオープンスペースを設けている店内

  • 保護犬猫の飼育に力を注ぐ門脇雪代表(右端)ら=さいたま市見沼区のペットフェリーチェ保護犬猫シェルター大宮見沼店
  • 保護犬が自由に過ごせるオープンスペースを設けている店内

 犬や猫の保護譲渡活動をしている「ペットフェリーチェ」は、さいたま市見沼区にドッグランなどの施設を充実させた保護犬猫シェルター大宮見沼店をオープンした。約1年半前に開業した浦和与野店に続いて2店舗目。大宮見沼店は、緑豊かな自然に恵まれた環境で、犬猫たちのストレスを減らし、快適に過ごせる施設を目指している。門脇雪代表は「保護犬猫たちの命をつなぎ、第二の犬生、猫生を幸せに過ごしてほしい。保護犬猫を家族として迎えてもらいたい」と保護犬猫の里親になるという選択肢を周知したい考えだ。

 ペットフェリーチェでは、繁殖を引退した犬猫のほか、飼い主の都合で飼えなくなったペットを引き取り、里親を希望する人に譲渡している。小型から大型犬までさまざまな犬種約50匹、猫約15匹を保護している。メディカルチェックをはじめ、避妊去勢手術や病気の治療を進めながら里親を探す。

 大宮見沼店では、犬猫が1日中ケージに入っているのではなく、店内のフリースペースでのんびり過ごす環境を整えた。また、70~150平方メートルの広さがある屋根付きドッグランを3カ所併設。屋外で過ごす時間も好影響を与えてくれそうだ。トリミングやホテル、トレーニングなどのサービスも充実させ、その収益を得ながら犬猫たちのケアに注力するという。

 コロナ禍から続くペットブームで、保護犬猫の存在も認知されつつあるが、門脇代表は「保護犬猫のお世話は、ボランティアが主流という考えが根強い」と話す。「犬猫たちが健やかに過ごせる環境を維持するためには、本気で保護譲渡活動に携わりたい人の雇用をつくり、その生活を守ることが重要。興味のある方はぜひ見学に来てほしい」と呼びかけている。

 大宮見沼店は、さいたま市見沼区片柳64の2。車で首都高速埼玉新都心線さいたま見沼インターから約5分。東北自動車道岩槻、浦和インターから約15分。営業時間は午前11時~午後7時。年中無休。

 問い合わせは、ペットフェリーチェ(電話048・796・5355)へ。
 

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