【独占】吉沢亮さん高良健吾さん、深谷楽しむ 栄一アンドロイド初対面 煮ぼうとう食べ、ドラマ館でサイン
栄一と喜作がついに深谷にやってきたー。NHKの大河ドラマ「青天を衝(つ)け」で、渋沢栄一役の吉沢亮さんと、栄一のいとこ・渋沢喜作役の高良健吾さんが4月10日、深谷市花園文化会館アドニスで行われた「土曜スタジオパーク」(NHK総合)の公開生放送に出演し、応募者多数の中から幸運を引き当てた観衆283人を楽しませた。
この日は深谷市血洗島にある旧渋沢邸「中の家(なかんち)」や、「渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館」なども訪問。「渋沢栄一アンドロイド」との初対面や貴重な資料の数々を見学するなど、一日を通じて深谷の「渋沢愛」を感じた。
地元紙・埼玉新聞は、吉沢さんと高良さんの「栄一&喜作コンビ」の市内表敬に帯同。その様子をお届けする。
「土曜スタジオパーク」に生出演した吉沢さんは「栄一の故郷深谷の公開イベントに参加できてうれしい」と笑顔。高良さんは深谷の印象について、「空が澄んでいて気持ちが良かった。地元の渋沢愛を感じた」と話すと、客席からは大きな拍手が起きた。
放送では、これまでの物語や自身の役どころなどをトーク。渋沢喜作の人物像について、高良さんは「最後まで自分を試し続けた人。全ての物事や出会いに全身全霊で立ち向かっている。真っすぐで情に厚い人柄が魅力」と語った。また、渋沢栄一が愛した郷土料理「煮ぼうとう」が登場し、2人も試食。地元野菜がたっぷり入った深谷自慢の逸品に、吉沢さんは「優しい味」、高良さんは「深谷ねぎの甘味が口いっぱいに広がっておいしい」と地元料理を存分に堪能した。
放送終了後は、車で血洗島にある旧渋沢邸「中の家(なかんち)」に移動。学芸員による説明を受け、郷土の偉人・渋沢栄一の偉大さを改めて感じた様子だった。
そして今回のハイライト、主屋に鎮座する「渋沢栄一アンドロイド」と初のご対面。吉沢さんは驚きの声をあげながら、「これからも精進してあなたを演じます」と場をなごませ、興味津々にアンドロイドと触れ合った。
最後は、埼玉県で初めてオープンした「渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館」へ。入口の巨大メインビジュアルでの記念撮影や、自分の等身大パネルにサイン入れするなど展示を楽しんでいた。
(埼玉新聞4月28日付第2部「渋沢栄一『青淵の世明け』特集」より掲載)
=埼玉新聞WEB版=