埼玉新聞

 

県職員人事、4月1日付で2464人異動 女性管理職10・2%で過去最高、役付の割合も最高更新

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県は28日、2019年度の職員人事異動(4月1日付、教育局、県警を除く)を発表した。異動対象は前年度比52人減の2464人で、主査級以上の役付職員が1580人、一般職員が884人。

 女性の職域拡大と登用を進め、副課長級以上の女性管理職は92人、管理職に占める女性の割合は10・2%となり、人数・割合ともに過去最高を更新した。女性の役付職員も976人、役付職員に占める女性の割合は22・6%で、人数・割合ともに過去最高。

 上田県政としては初めて同時に女性2人を部長起用。環境部長には少子化対策局長の小池要子氏(56)、女性初の農林部長には同部副部長の牧千瑞(ちずい)氏(58)が就く。地域政策課長に総務省から出向しているみどり自然課長の古賀祐子氏(33)、企業立地課長に計画調整課長の堀口幸生氏(52)が就く。地域政策、企業立地両課の課長に女性が就任するのは初。

 全体の昇任者数は前年度より21人少ない495人(事務職240人、技術職255人)。新規採用は事務職105人、技術職158人の計263人(うち女性は111人)。

 上田清司知事は同日の定例会見で「5カ年計画の『希望・活躍・うるおいの埼玉』の推進、女性の能力活用、『最小・最強の県庁』の実現に向けて必要な人材を登用した。県民向けにどのような仕事や発信ができるかを重点に考えた」と述べた。

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