【独占】吉沢亮さん高良健吾さん、深谷で体感「渋沢愛」 埼玉県民の熱量を活力に、深谷で視聴率100%を
「近代日本経済の父」と称される深谷市出身の実業家・渋沢栄一が主人公の大河ドラマ「青天を衝(つ)け」。栄一役の吉沢亮さん、渋沢喜作役の高良健吾さんは4月10日、深谷市内で行われた「土曜スタジオパーク」(NHK総合)の公開生放送への出演や、渋沢ゆかりの地などを訪れ、地元深谷の「渋沢愛」を体感した。今回は「栄一&喜作」コンビに、深谷を巡った感想や作品に対する思いなどを聞いた。(森本勝利)
―渋沢栄一の故郷・深谷を訪れた感想は。
吉沢 深谷の方々の顔を見ながらの交流が実現できて、本当にうれしかったです。改めて「渋沢愛」そして「大河ドラマ愛」を感じました。撮影前に一度深谷を訪れていましたが、その時以上に渋沢栄一への愛の深さ、地元を盛り上げる力強さが広がっていたような気がします。
高良 深谷を訪れたのは今回がはじめてでした。今回は旧渋沢邸「中の家(なかんち)」や深谷大河ドラマ館などを見学しました。実際に自分の目で地元の盛り上がりを見ることができて、渋沢栄一という存在をより身近に感じた貴重な経験になりました。
―放送開始から約2か月が経ちました。ご自身の感想や周囲の反応はいかがですか。
吉沢 登場人物が魅力的で、見ていて元気になれる作品だと思います。血洗島で育った若者たちが日本そして世界を知っていくことで、運命を自らの手で切り拓いていく活力を感じてほしいです。「青天を衝け」でしか出せない明るさを今後も伝えていきます。
高良 血洗島パートと江戸パートがだんだんとリンクする面白さがあります。渋沢栄一の力強さが、作品の魅力をさらに押し上げていると思います。激動の時代に名も無き若者たちが外に出て、それぞれの人生を歩んでいくたくましさを見ていただきたいです。
―読者・埼玉県民に向けてメッセージを。
吉沢 地元深谷をはじめ、埼玉県民の皆様のドラマに対する熱量は、渋沢栄一を演じる僕自身にとっても大きな活力になっています。郷土の偉人・渋沢栄一を「日本のスター」にできるように、精一杯演じさせていただきます。応援のほどよろしくお願いします。
高良 埼玉・深谷から生まれた人物を演じるにあたり、今回の訪問を通じて、改めて地元からの期待を感じました。渋沢喜作の魅力を多くの方々にお伝えしたいです。そして深谷での視聴率100%を達成したいです。ぜひ一緒に作品を盛り上げていきましょう。
■吉沢亮(よしざわ・りょう)
1994年生まれ。東京都出身。2009年に芸能界デビュー。主な出演作は、ドラマ「仮面ライダーフォーゼ」、映画「リバーズ・エッジ」、「キングダム」など。大河ドラマは初出演。
■高良健吾(こうら・けんご)
1987年生まれ。熊本県出身。2005年、ドラマ「ごくせん」でデビュー。12年に映画「軽蔑」で日本アカデミー賞新人俳優賞、14年には映画「横道世之介」でブルーリボン賞主演男優賞など受賞。
(埼玉新聞4月28日付第2部「渋沢栄一『青淵の世明け』特集」より掲載)
=埼玉新聞WEB版=