埼玉新聞

 

「新鮮な野菜でおなか満たして」 規格外や傷ある野菜を農家から集め子ども食堂へ提供 JAほくさい行田農産物直売所利用協議会

  • 行田こども居場所ネットワークの野口智子代表(中央)と斉藤真由美副代表(右)に野菜を手渡すJAほくさい行田農産物直売所利用協議会の冨田雅博会長=7日、行田市富士見町のJAほくさい行田農産物直売所

    行田こども居場所ネットワークの野口智子代表(中央)と斉藤真由美副代表(右)に野菜を手渡すJAほくさい行田農産物直売所利用協議会の冨田雅博会長=7日、行田市富士見町のJAほくさい行田農産物直売所

  • 行田こども居場所ネットワークの野口智子代表(中央)と斉藤真由美副代表(右)に野菜を手渡すJAほくさい行田農産物直売所利用協議会の冨田雅博会長=7日、行田市富士見町のJAほくさい行田農産物直売所

 JAほくさい行田農産物直売所利用協議会は5月10日から、行田こども居場所ネットワークに野菜の提供を始めた。規格外だったり、傷があったりして販売できない野菜を会員の農家から持ち寄ってもらい、毎週金曜に行田市富士見町のJAほくさい行田農産物直売所で寄贈。7日は大根やタマネギ、ジャガイモなど数ケース分を手渡した。

 同ネットワークには、市内で子ども食堂を運営する10団体が加盟し、家庭環境に困難を抱える子どもたちに月500食以上を提供している。食材の安定確保が課題で、野口智子代表(50)は「安心して食べてもらえるものを定期的に頂き、ありがたい。地域の皆さんと一緒に子どもたちを支援できる」と感謝。同協議会の冨田雅博会長(49)は「新鮮な野菜で、少しでもおなかを満たしてもらいたい」と協力を約束する。

 同協議会は会員にさらなる賛同を呼びかけ、支援の輪を広げる方針。冨田会長は「提供する日を週2回に増やせれば」と目標を掲げた。

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