埼玉・和光市長選、新人の柴崎光子氏が初当選 女性や子どもの貧困対策、福祉分野の充実など訴え支持層広げる
2021/05/24/00:00
任期満了に伴う和光市長選は23日投開票され、ともに無所属新人で税理士の柴崎光子氏(46)が元市議会議長の吉田武司氏(60)を破り、初当選した。
柴崎氏は「初の女性市長の誕生を」と強調しながら市政の継承を掲げ、市役所の組織改革、女性や子どもの貧困対策といった福祉分野の充実を訴え、支持層を広げた。吉田氏は市議3期の経験や実績を打ち出し、コロナ対策などを訴えたが、及ばなかった。
当日有権者数は6万6200人(男3万3801人、女3万2399人)。投票者数は3万120人(男1万4638人、女1万5482人)。投票率は45・50%(男43・31%、女47・79%)で、過去最低だった前回(35・23%)を10・27ポイント上回った。
■柴崎光子氏
【略歴】(1)税理士(2)PwC税理士法人、EY税理士法人、柴崎光子税理士事務所(3)学習院大経済学部(4)和光市(5)白子
【公約】(1)新型コロナ対策(2)福祉分野の立て直し(女性・子どもの貧困対策)(3)35人学級の実現(4)不祥事再発防止とDX市役所
※略歴は(1)肩書(2)主な経歴(3)最終学歴(4)出身地(5)現住所―の順。埼玉新聞調べ