イオン浦和美園店、一部リニューアル進める 総菜や地酒の売店を設置、子育て層の需要の取り込み狙う
2019/03/31/00:00
イオンリテールはイオン浦和美園店(さいたま市緑区)の一部リニューアルを進める。29日には近隣の子育て層などの「即食」需要を取り込もうと1階の食品売り場に総菜の即売店を開いたほか、野菜や地酒の県内産品の販売コーナーを設けた。
テナント店も4月までに新規店の開店や、既存店のリニューアルも推進。イオンレイクタウン(越谷市)などで評価の高い要素を取り入れ、集客に努める。
強化する総菜部門では、対面方式で来店客の好みの量を販売する店舗「リワードキッチン」を開設した。近隣に多く住む子育て層らの利用が多いイオンレイクタウンにもある店舗で、イオン店内では県内2店舗目。和洋中の総菜30種程度を用意し、店員が味や調理法などを説明しながら即売する。イオンレイクタウンと同様、近隣の子育て層の「即食」需要の取り込みを狙う。
県内産品の拡販も訴求する。青果コーナーには、さいたま市の農業生産者グループ「さいたまヨーロッパ野菜研究会」が生産した欧州野菜などの販売コーナーを開設。酒類売場では、内木酒造(さいたま市桜区)や小山本家酒造(同西区)など県内10蔵程度の地酒をそろえる地酒コーナーを設置した。
テナントでは4月までに新規5店の開店や、既存の18店がリニューアルを進める。新規ではアパレル店「GU(ジーユー)」が4月19日に開店する。