風俗店女性を都内のホテルで盗撮 埼玉県、危機管理課の男性職員を懲戒…県境またぐ移動の自粛呼び掛け中に
2021/05/29/00:00
県は28日、東京都内のホテルで風俗店から派遣された女性を盗撮した県危機管理課の男性主査(52)を停職3カ月の懲戒処分としたと発表した。
男性主査は2月27日、都内で購入したUSBメモリー型とモバイルバッテリー型の隠しカメラ2台を使い、派遣型風俗店から呼び出した20代後半とみられる女性を盗撮した。新型コロナウイルス対策で県内に緊急事態宣言が発令され、県は県境をまたぐ移動の自粛を呼び掛けていた。
被害女性がカメラに気付き、勤務店の店員が通報。28日未明に上野署に都迷惑防止条例違反の容疑で逮捕された。被害者との間に示談が成立し起訴猶予となった。
県人事課によると、男性主査は新型コロナウイルスの対策本部会議の準備などに従事していた。「インターネットで盗撮映像を見て興味を持った」と言い、逮捕前にも7回盗撮を行ったと話している。自主退職などはしないという。