深夜の暴走、騒音…通報60件超 飯能下名栗線の暴走族追い出せ 埼玉県警、暴走増える夏季へ対策
2021/05/31/00:00
大きな騒音を出しながら走行する暴走族を追放しようと県警飯能署と飯能市は合同で28日、同市下赤工の市立原市場小学校前でキャンペーンを行った。
同市市街地から名栗地区に向けて延びる県道飯能下名栗線では、夏季を迎えるのを前にバイクの暴走行為や騒音が増加することが予測されることから、通行する車両に対してチラシや啓発品を配布し地域の交通事故防止や騒音対策を呼び掛けた。
キャンペーンでは、停車した車両に対し、警察官や市職員が「暴走するバイクが増えています。見掛けたら通報してください」とドライバーに呼び掛けながらチラシを手渡した。
同署によると今年1月から4月末までに同市内で騒音や暴走行為に関する110番が61件あった。特に午後8時ごろから午前2時ごろの深夜帯に騒音を出しながら走行するバイクが増えているという。
同署の宗口義克交通課長は「地域住民の平穏を守るため、警察だけでなく地域ぐるみで暴走行為をやめさせることが重要。今後も取り締まりやパトロールを強化していく」と話していた。