埼玉新聞

 

バスの混雑に不安…西武バス、路線バスの混雑度を可視化 ナビタイムと連携、ホームページなどに表示

  • ホームページの路線図に表示されるリアルタイム混雑度のイメージ(西武バス提供)

 西武バス(本社・所沢市、渡辺一洋社長)はナビタイムジャパン(本社・東京都港区、大西啓介社長)と連携し8日から、近距離無線通信「ブルートゥース」を活用したバスのリアルタイム混雑度をホームページなどに表示するサービスを開始する。

 西武バスによると新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、バス移動に不安を感じる利用客が多く、混雑情報に対するニーズがより一層高まっているといい、ナビタイムジャパンが提供する「リアルタイム混雑情報取得・配信システム」と西武バスのバスが車載している業務用スマートフォンを活用して混雑度を可視化する。

 リアルタイム混雑情報取得・配信システムは乗客が所持するスマートフォンの端末数をブルートゥースを使い検知し、ナビタイムジャパンの独自技術で混雑情報を算出する。表示は青が空席あり▽黄色が立ち客あり▽赤が立ち客多い―の3段階のアイコンで走行しているバスの位置情報とともに路線図上に表示される。

 混雑度情報は西武バスホームページで見ることができ、同社の新座、練馬、上石神井、滝山の4営業所が運行する路線バス約350台の混雑度を表示する。西武バスは、今後運用状況を踏まえた上で他の営業所への導入を検討するとしている。

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