埼玉新聞

 

<ランチ>やわらか牛タンのせたオムライス人気、新座の「ビストロ・KUROKAWA」 関東近県からも客

  • 赤ワインとデミグラスソースで煮込んだ牛タンをのせたオムライス(税込み1300円)=新座市の「ビストロ・KUROKAWA」

  • オーナーシェフの黒川衛さん

 新座市にある「ビストロ・KUROKAWA」で提供される、赤ワインとデミグラスソースで煮込んだ牛タンをのせたオムライス(税込み1300円)。スプーンで簡単に切れる牛タンとオムライスを口に入れると、卵とやわらかい牛タンが融合し、幸せな気持ちにさせてくれる。ハンバーグなど6種類の洋食ランチではオーダーがダントツに多い。

 牛タンは4、5時間じっくり煮込み、卵は黄身が大きく味が濃いとされる茨城県特産の「奥久慈卵」を使用。ライスは鶏とタマネギを自家製のケチャップソースで炒める。

 市内の常連客が8割を占めるが、「牛タンがやわらかくておいしい」と関東近県からも食感を味わいに訪れる。

 西武池袋線大泉学園駅または東武東上線朝霞駅からいずれも西武バス「新座栄」行きで終点下車徒歩5分。店舗は閑静な住宅街の一角に立つ。オーナーシェフの黒川衛さん(52)は地元出身で、調理師専門学校卒業後、都内や茨城県で修業し2016年12月に同店を開業した。

 店のコンセプトは「そこらへんに食事に行く感覚で気軽に入れるリーズナブルな欧風料理店」。黒川さんは「魚はさいたま市の市場で購入するなど素材は鮮度を大切にしており、食感が変わらないように、肉や魚の火の入れ方も気を使っています」と料理へのこだわりも強調する。

 【メモ】ビストロ・KUROKAWA 新座市栄2の7の34(電話048・423・9680)。ほかのお薦めはオードブルやメインディッシュなどが付いた3コースの「ビストロランチ」(1100円~2千円)。営業はランチ午前11時~午後3時、ディナー午後5時半~午後10時。月曜定休。要予約。

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