女性教諭が失職、免許の期限切れに気付かず…埼玉の学校 生徒の補習なし 期限迫るも管理職から声掛けなく
2021/06/03/00:00
県教育局は2日、県西部の県立高校の30代女性教諭が教員免許を更新していなかったとして、有効期限の3月31日にさかのぼって失職にしたと発表した。女性教諭は5月27日まで英語の授業を担当していたが、内容に問題はなかったとの校長の判断で、生徒への補習などは行わない見通し。
教育局によると、女性教諭は教員免許の有効期限を2021年度末までと誤認し、5月中旬から更新手続きを進めたところ、27日に有効期限がすでに切れていることに気付いた。同日夜に校長に報告した。
県教育委員会は、更新講習の受講、申請期間や確認期限を記載した教員個人向けの確認票を、学校を通して毎年秋ごろに配布している。期限が迫る教員には、各校の管理職が特に注意して確認するよう通知しているが、女性教諭には声掛けなどをしていなかったという。