埼玉新聞

 

<熊谷小4ひき逃げ>遺品紛失、捜査書類を破棄…自供した元警部補「後輩守るため」 母「真実いつ話す」

  • さいたま地方裁判所=埼玉県さいたま市浦和区高砂

 2009年に熊谷市で小学4年の小関孝徳君=当時(10)=が死亡した未解決ひき逃げ事件で、県警が紛失した孝徳君の腕時計に関する捜査書類を破棄したとして、公文書毀棄(きき)罪に問われた、県警交通捜査課の元警部補の被告(63)の第5回公判が3日、さいたま地裁(任介辰哉裁判長)で開かれ、被告人質問が行われた。被告は警察の任意聴取で犯行を自供した理由について、「警察OBとして、何とか後輩を守れればと思った。私が(罪を)被(かぶ)れば丸く収まる」と述べた。起訴内容については否認している。

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