埼玉新聞

 

【ぷらっとTOKYO】葛西の街で地下鉄に親しむ 臨海公園は浜風が爽やか

  •  地下鉄博物館で開催中の「丸ノ内線開通70周年展(車両編)」=東京都江戸川区

     地下鉄博物館で開催中の「丸ノ内線開通70周年展(車両編)」=東京都江戸川区

  •  地下鉄博物館に展示されている300形(左)と1001号車=東京都江戸川区

     地下鉄博物館に展示されている300形(左)と1001号車=東京都江戸川区

  •  インド料理店「スパイスカフェ フンザ」=東京都江戸川区

     インド料理店「スパイスカフェ フンザ」=東京都江戸川区

  •  「スパイスカフェ フンザ」のランチセット=東京都江戸川区

     「スパイスカフェ フンザ」のランチセット=東京都江戸川区

  •  葛西臨海公園のシンボル「ダイヤと花の大観覧車」=東京都江戸川区

     葛西臨海公園のシンボル「ダイヤと花の大観覧車」=東京都江戸川区

  •  地下鉄博物館で開催中の「丸ノ内線開通70周年展(車両編)」=東京都江戸川区
  •  地下鉄博物館に展示されている300形(左)と1001号車=東京都江戸川区
  •  インド料理店「スパイスカフェ フンザ」=東京都江戸川区
  •  「スパイスカフェ フンザ」のランチセット=東京都江戸川区
  •  葛西臨海公園のシンボル「ダイヤと花の大観覧車」=東京都江戸川区

 東京メトロ東西線葛西駅の高架下にある「地下鉄博物館」(東京都江戸川区)で、丸ノ内線開通70周年を記念する特別展が開かれていると知り、都心から地下鉄に揺られて葛西の街を訪ねた。

 丸ノ内線開通は1954年。館内ではレトロなデザインが印象的な当時の車両300形を常設展示している。隣には27年から約40年活躍し、国の重要文化財に指定された日本初の地下鉄車両1001号車も。赤と黄の2両が並ぶ様子は壮観だ。

 9月1日まで開催の特別展では車両にスポットを当て、300形から最新車両2000系に至る経緯や各車両の特徴を、写真パネルや実物の資料を通じて紹介している。「運転シミュレーターや地下鉄網を再現したジオラマも人気です。特別展と併せて地下鉄と親しんでください」と博物館学芸課長の玉川信子さん。

 博物館を出て環七通り(環状7号線)を北へ。西葛西を中心に、在日インド人が多く住む一帯は「カレーの激戦区」として知られる。人気店の「スパイスカフェ フンザ」の扉を開くと、良い香りにふわりと包まれる。

 2種のカレーとタンドリーチキンなどが楽しめるランチセットを注文した。インド人シェフお薦めのバターチキンカレーはナンとの相性ぴったり。無農薬野菜を使ったメニューの開発を進めるオーナーのモハンマド久美子さんは「体に優しいインド料理を気軽に楽しみに来てください」と話す。

 葛西駅から都営バスに乗り、15分ほどで葛西臨海公園に到着。89年に誕生した公園のテーマは「緑と水と人のふれあい」。高さ117メートルで国内最大級の「ダイヤと花の大観覧車」があり、周辺の芝生広場では子どもたちが歓声を上げて駆け回っていた。海辺に近い「汐風の広場」前のベンチには、日光浴を楽しむお年寄りの姿もちらほら。

 海から絶え間なく吹く爽やかな浜風を浴びてリフレッシュ。穏やかな気持ちで帰路についた。

 【メモ】地下鉄博物館の入館料は大人220円、子ども100円。

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