埼玉新聞

 

【東京ウオッチ】渋谷からドーナツ状に広がる創造―ホフディランがデビュー28周年ライブ いまのTokyoをつかむイベント情報(29日~7月7日)

  •  音楽ユニット「ホフディラン」の小宮山雄飛さん(右)とワタナベイビーさん(提供写真)

     音楽ユニット「ホフディラン」の小宮山雄飛さん(右)とワタナベイビーさん(提供写真)

  •  小宮山雄飛さんが開発した「究極 渋谷ブラックカレー」(提供写真)

     小宮山雄飛さんが開発した「究極 渋谷ブラックカレー」(提供写真)

  •  ハービー・山口「代官山17番地」((C)Herbie Yamaguchi)(提供写真)

     ハービー・山口「代官山17番地」((C)Herbie Yamaguchi)(提供写真)

  •  「UESHIMA MUSEUM」の展示作品=東京・渋谷(提供写真)

     「UESHIMA MUSEUM」の展示作品=東京・渋谷(提供写真)

  •  渋谷にオープンした「LINE FRIENDS」の大型フラッグシップストア内「DX SQUARE」(イメージ図)(提供写真)

     渋谷にオープンした「LINE FRIENDS」の大型フラッグシップストア内「DX SQUARE」(イメージ図)(提供写真)

  •  音楽ユニット「ホフディラン」の小宮山雄飛さん(右)とワタナベイビーさん(提供写真)
  •  小宮山雄飛さんが開発した「究極 渋谷ブラックカレー」(提供写真)
  •  ハービー・山口「代官山17番地」((C)Herbie Yamaguchi)(提供写真)
  •  「UESHIMA MUSEUM」の展示作品=東京・渋谷(提供写真)
  •  渋谷にオープンした「LINE FRIENDS」の大型フラッグシップストア内「DX SQUARE」(イメージ図)(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント

 【7月5日(金)】

 ▽ホフディランのデビュー28周年記念ライブ「ホフ&フードフェスティバル2024」(19時、世田谷区・下北沢ADRIFT、事前予約制)

 小宮山雄飛さんとワタナベイビーさんの音楽ユニット「ホフディラン」(ホフ)のデビュー28周年を記念したライブが、下北沢で開催される。

 1996年に「スマイル」でデビュー。同曲は2020年にCMでカバーされ、若い世代の間で再ブレイクした。

 90年代はピチカート・ファイヴなど渋谷系音楽が人気で、96年デビューのホフは「一番最後の渋谷系」とも呼ばれた。他バンドが解散した中で活動が続いているのは、生まれ育った原宿、渋谷の街に寄せる小宮山さんの“地元愛”があるからこそだと感じられる。

 小宮山さんは“音楽界のグルメ番長”としても知られる。この春まで、渋谷駅直結の「もしも食堂」を期間限定でプロデュース。ライブ会場では、その食堂のために開発した「究極 渋谷ブラックカレー」(オンラインでも購入可)を特別にアレンジして提供する。バックバンドのドラム担当、田中ゲンショウさんがオーナーを務める渋谷のバー「beat cafe」も出店。特製の酒やつまみが味わえる。

 「音楽と共に食事もお酒も用意して、ファンと交流できる場を創出したい」と小宮山さん。「街が再開発されても、その周辺に新たな若者文化がドーナツ状に広がる歴史を渋谷で見てきた。下北沢のライブでも、新しさと憩いの場がミックスされた空気を感じてほしい」

 ○そのほかのお薦めイベント

 【6月29日(土)】

 ▽ハービー・山口写真展「HOPE 2024~希望を撮り続けた50年~」(~7月7日、渋谷区・日本写真芸術専門学校)

 写真家ハービー・山口さんの日本写真芸術専門学校の校長就任を記念した写真展が、同校で開かれている。渋谷ヒカリエ「8/CUBE」での展示(~2日)と併せ、山口さんのキャリアの全てを振り返る内容。

 ヒカリエではロンドン在住時代から2000年以降の作品、坂本龍一さんとの最後のショットを含む最新作までを紹介。学校会場では、1996年に解体された同潤会代官山アパートメントを撮影した連作「代官山17番地」の再構成作品を展示している。

 この春に校長となった山口さんは「若い人たちは(自分のような)違う世代と触れ合うことで、お互いの良いところを見つけてほしい。それを抽出して作品に反映させ、未来に向けて伝えられる人になってもらえれば」と抱負を話した。

 ▽渋谷に現代アートの拠点「UESHIMA MUSEUM」(渋谷区・渋谷教育学園 植島タワー、事前予約制)

 現代アートのコレクターとしても知られる事業家、投資家の植島幹九郎さんの収蔵品を紹介する「UESHIMA MUSEUM」が、渋谷に6月1日、開館した。

 「ミヤシタパーク」近くの学園内にあるタワー地下1階から5階の展示スペースを一般公開。植島さんが約2年前から収集した約700点の作品を展示する。アートを通して現代社会の課題を人々と共有したいとの思いから、「同時代性」をテーマにしている。

 ドイツの抽象画家ゲルハルト・リヒターさん、デンマーク人現代アーティストのオラファー・エリアソンさん、英国の現代美術家ライアン・ガンダーさん、日本人では村上隆さん、塩田千春さん、名和晃平さんら著名アーティストの絵画や彫刻、インスタレーションを紹介。アートファンはもちろん、初心者も楽しめる内容となっている。常設展示(1、2階)以外では、約半年ごとに一部作品を入れ替える方針で草間弥生さん、奈良美智さんらの作品も公開予定。

 教育機関と連携しながら、アート界の活性化も図っていく。今後は、学生、若手アーティストやキュレーターらに展示の機会を提供するという。植島さんは「現代アートは社会や人間の多様性や平等性などについて考えるきっかけをくれる。渋谷というグローバルな都市で、世界や各地域の人々に自分のコレクションと出合ってもらい、新たな視点を得てもらえたらうれしい」と話した。

 ▽「LINE FRIENDS SQUARE SHIBUYA」オープン(渋谷区・公園通り)

 キャラクターブランド「LINE FRIENDS」の大型フラッグシップストアが、渋谷にオープンした。クマの「ブラウン」やウサギの「コニー」など、ラインスタンプでおなじみのオリジナルキャラクターのグッズはじめ、韓国の男性グループBTSと開発した商品などを展開。

 注目は地下1階「DX SQUARE」。壁面と床面の映像と音の送出環境を整え、キャラクターやアーティストの世界観に客が没入できる体験型のフロアだ。ファンがキャラクターたちと渋谷で出合う場ともなる。

 【7月6日(土)】

 ▽「Arabian Festival 2024」(~7日、渋谷区・代々木公園)

 ベリーダンスショーで知られる渋谷のカフェ&レストラン「Cafe BOHEMIA」。同店プロデュースで中東と東京カルチャーを感じる野外フェスティバルが、代々木公園で行われる。

 メインステージではベリーダンスを中心にライブを披露、飲食や雑貨の出店も行うなど中東の国々の文化を体感できる。

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