埼玉新聞

 

迷惑な暴走、埼玉県警が取り締まり強化 国道299号沿いの正丸駅前で不正改造車の検査、3時間で5件摘発

  • バイクの状態や騒音を検査する警察官ら=13日午前0時40分ごろ、飯能市坂元の西武秩父線正丸駅駐車場

 危険な暴走行為を行うローリング族を撲滅しようと飯能署は12日夜、国道299号沿いの西武秩父線正丸駅駐車場で、県警交通機動隊、交通捜査課や国交省埼玉運輸支局と合同で不正改造車の街頭検査を実施した。

 同署によると、飯能市から秩父市に向けて延びる国道299号では、ローリング族などの不正改造車が暴走行為をして、住民や一般ドライバーに迷惑を掛けており、取り締まりを強化しているという。

 この日は大きな排気騒音などが確認されたバイクや乗用車が検査レーンへ誘導され、警察官や検査員が車両の状態を確認したり、測定器で騒音を測った。午後11時半から午前3時ごろまでの間に、マフラーの改造による排気騒音や整備不良などの不正改造車両を取り締まり、計5件を道交法違反で摘発した。

 同署の宗口義克交通課長は「検査や取り締まりを行うことで、違法な改造をしないというルール順守の意識付けができれば。運転する際には交通ルールを守って安全に事故なく走ってほしい」と話している。

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