埼玉新聞

 

数十年に一度の開花! 埼玉・熊谷でリュウゼツラン咲いて話題 58年前に植えた「信じられず、びっくり」

  • 初めて開花したリュウゼツラン=12日午後、熊谷市上奈良の松本さん方

 熊谷市上奈良の松本正二さん(67)、典子さん(68)夫妻の自宅で、数十年に一度しか咲かないリュウゼツラン(竜舌蘭)の花が初めて咲き、近所で話題になっている。

 リュウゼツランはメキシコや中南米などの熱帯地域に自生する大型多年生植物で、竜の舌のような先が鋭い葉を持つ。成長が遅いため、英語名では「100年に一度開花する」という意味でセンチュリー・プラントといわれる。

 松本さん方のリュウゼツランは、典子さんが花や植木が好きだった兄の影響で10歳の時に植えたもの。数年前には枯れそうな時もあったが、今年の5月1日に1本の花茎が出てきたことに気付いた。現在の高さは約5メートルまでに成長し、黄色い花を咲かせた。

 松本さん夫妻は「最初は信じられず、びっくりした。まさか咲くとは思わず、奇跡が起きた」と話していた。

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