埼玉・大宮駅へ新幹線でカツオ直送 宮城・気仙沼港で水揚げ、たたきに加工 その日の午後、大宮で販売
2021/06/19/00:00
さいたま市とJR東日本大宮支社は来月16、17日、宮城県気仙沼港で水揚げされたカツオを新幹線で輸送し、その日の午後に大宮区内で販売する取り組みを行う。
新幹線6路線の結節点であるさいたま市の強みを生かし、地域経済の活性化が目的。
カツオ水揚げ日本一を誇る気仙沼港で取れたカツオをたたきに加工し、真空状態のまま仙台駅から大宮駅へ直送。埼玉県魚市場(北区吉野町)が大宮駅東口の「まるまるひがしにほん」で販売する。
市経済政策課によると、新幹線で魚介類を運び、水揚げ当日に市中店舗で販売するのは県内初の試みだという。
新幹線利用者がコロナ禍で減少する中、新たな輸送需要を生み出す狙いのほか、高鮮度の魚を目玉に市内経済の活性化につなげていく。今回を契機とし、今後は農産物などの輸送や販売も検討していく。
販売時間は2日間とも午後3時から。1匹から4パック分で最大36パック(9匹分)を販売予定。なお当日は大宮駅西口イベントスペースで「宮城産直市」も開催される。
問い合わせは、経済政策課(電話048・829・1362)へ。