さいたま市は20日、新型コロナワクチンの集団接種を行っていた桜区役所で、ファイザー社製ワクチン15人分を廃棄したと発表した。
市新型コロナウイルスワクチン対策室によると、同日午後0時半ごろ、冷蔵庫から90人分のワクチン18バイアルを取り出して希釈を始めたが、2時間以内に希釈しなければならないのに、午後2時40分すぎ、3バイアル(15人分)を希釈していなかったことに気付いた。別のワクチンを補充し、当日予定していた対象者の接種に影響はなかった。
市は「ワクチン充てんのルール厳守を徹底し、再発防止を図りたい」としている。