埼玉新聞

 

日本一早いくす玉開き!新1万円札の発行カウントダウン ビビる大木さんも登場 渋沢栄一の出身地・深谷で1800人が祝う

  • 渋沢栄一について語る小島進市長(左)とビビる大木さん=2日午後10時40分ごろ、深谷市下手計の八基公民館・渋沢栄一記念館

    渋沢栄一について語る小島進市長(左)とビビる大木さん=2日午後10時40分ごろ、深谷市下手計の八基公民館・渋沢栄一記念館

  • 渋沢栄一について語る小島進市長(左)とビビる大木さん=2日午後10時40分ごろ、深谷市下手計の八基公民館・渋沢栄一記念館

 深谷市出身の実業家渋沢栄一の新1万円札が3日に発行されたのに合わせ、市などは2日から3日にかけて、新1万円札発行のカウントダウンイベントを同市下手計の八基公民館・渋沢栄一記念館で開いた。会場には約1800人(主催者発表)の来場者が集まり、くす玉開きや鏡開き、ステージイベントなどを実施し、新1万円札の発行を祝った。

 キッチンカーや地元飲食店が出店し、八基地区の住民団体「青淵公園を綺麗にする会」の協力で、同館の正面玄関や植え込みなどのイルミネーションを点灯。ステージイベントでは和太鼓、大正琴、ダンス、フルート演奏が実施された。屋外ではふかや市商工会青年部による「子ども縁日」も同時開催し、大勢の来場者でにぎわいを見せた。

 小島進市長とタレントのビビる大木さん(春日部市出身)のトークセッションも実施。著書「ビビる大木、渋沢栄一を語る 僕が学んだ『45の教え』」を出版している大木さんは「渋沢栄一は埼玉県出身で初めてお札になるのにふさわしい人で、埼玉から全国に飛び出すきっかけになれば」と語った。小島市長も「渋沢栄一の精神が広まっていけばいい」と期待を込めた。

 日付が2日から3日になるタイミングに合わせてカウントダウンが行われ、クラッカーで歴史的な瞬間を盛大に祝った。日付が3日になると、日本一早いくす玉開きを行い、来場者たちと一緒に大きな声で万歳三唱し、喜びを爆発させた。鏡開き後、最後は栄一も愛した市指定無形民俗文化財の「血洗島獅子舞」が同保存会によって披露された。

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