埼玉新聞

 

小2女児、体罰でけが 問題うまく解けず…担任の女性教諭、腕つかみ指導 教諭は担任外れる/埼玉・東松山

  • 小2女児、体罰でけが 女性教諭が腕つかむ=東松山市

 東松山市立小学校の2年生のクラス担任をしていた20代の女性教諭が、女子児童の腕を数回つかみ、けがを負わせていたことが25日、明らかになった。女子児童は全治5日間のけがで、現在、女性教諭は担任から外れ、別の教諭が担当している。

 同市教委によると、女子児童がけがをしたのは今月8日。4時間目の算数の授業で、問題をうまく解けなかった児童の左腕をつかみ「こうだよ」などと指導。その後の掃除の時間にもバケツを運ぶ当番だった児童が、どれを運ぶのか戸惑っていたため両腕をつかみ引っ張ったほか、5時間目の国語の授業でも左腕をつかみながら同様の指導を行い、けがをさせたという。

 同日午後、児童が帰宅後、母親が児童の腕を見て学校に報告。翌日、病院で児童のけがは全治5日間の挫傷と診断された。同校は17日、クラスの保護者を集め、女性教諭を担任から外すことや、4月下旬ごろから同じような行為があったことなどを明らかにした。女性教諭は「申し訳ないことをした」と話しているという。

 同市教委学校教育課の安元信幸課長は「今回の事案を重く受け止めている。児童の対応をしっかりやっていきたい。体罰はあってはいけない。再発防止に向け各学校への指導を徹底したい」と話している。

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