埼玉新聞

 

お薦めはタケノコ、煮物や刺し身でいかが さいたま市役所で市内農産物の直売会、新鮮な旬の野菜に行列

  • 約10種類の農産物が販売されたプチマルシェ=23日午前、さいたま市役所

 さいたま市役所本庁舎1階で23日、市内の農家6人による農産物プチマルシェが行われた。午前11時の販売開始と同時に市民ら30人以上が列を作り、新鮮な市内農産物を買い求めた。

 市は19日を「地産地消の日」とし、市役所や浦和区役所で毎月1回、農産物の直売会を行っている。これまでにも紅赤やチコリーなどが販売されてきた。

 今回は旬の野菜として、キュウリやキャベツ、ニンジンのほか、枝豆やインゲンなど約10種類が並んだ。いずれも市内で採れ、新鮮な状態のまま持ち寄られた。

 緑区の農家、鈴木伝一さん(53)はブルーベリーやジャガイモなどを出品し、「さいたま市に豊かな農産物があることを、このような機会に知ってもらいたい」と話した。この時期のお薦めは、鈴木さん宅の裏山で採れたタケノコ。あくが少なくシャキッとした食感が特徴で、煮物や刺し身にするのが最適だという。

 枝豆やニンニクなどビニール袋いっぱいに購入した浦和区の主婦、島村弘子さん(40)は「新鮮な野菜を身近で買えるので大変ありがたい。夕食のメニューで使いたい」と話していた。

 問い合わせは、農業政策課(電話048・829・1378)へ。

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