個人情報198人分を紛失 民生委員に貸与の高齢者名簿 新しいものと交換するときに紛失確認 被害の連絡はなしも名簿は発見されず
2024/07/06/09:24
行田市は5日、昨年4月1日現在で荒木第三区と荒木第九区に居住する65歳以上の高齢者198人の個人情報を紛失したと発表した。
市によると、高齢者の見守り活動の一環で、高齢者名簿を地区担当の民生委員に毎年貸与している。7月1日に新しい高齢者名簿と交換するため古い高齢者名簿の返却を求めたところ、昨年8月ごろに紛失していたことを確認した。個人情報は氏名、仮名氏名、住所、性別、年齢、生年月日、世帯主、1人暮らしか高齢者のみかの世帯種別、利用している市のサービス、世帯員数、入院入所情報が記されていた。
紛失した高齢者名簿は発見されておらず、名簿による被害の連絡などは受けていないという。市は紛失名簿に記載された全員に文書によるお知らせとおわびを行い、民生委員に個人情報の取り扱いの注意喚起を実施した。
行田邦子市長は「改めて個人情報の管理を徹底し、市民の皆さまが安心して暮らし続けていただけるよう取り組んでいく」とコメントした。