江戸時代から伝わる大技、次々に披露 三郷鳶組合が恒例はしご乗り 市民から大きな拍手と歓声
2019/01/06/00:00
御用始めの4日、三郷市役所で毎年新年恒例の三郷鳶(とび)組合による「はしご乗り」が行われた。同組合の会員らが江戸時代から伝わる町火消しの初仕事であるまとい、木やり、はしご乗りなどを披露した。
三郷鳶組合は東京都葛飾区の鳶組合に所属し、江戸消防記念会で江戸火消しの修業を積んだ会員らが1981年に結成。84年から毎年、同市役所を訪れている。
半てん姿の同組合の親衆と若衆が、威勢のいいまといの振りと木やりを披露。さらに若衆が約6メートル60センチのはしごの上で「遠見」「八双」「背亀」などと呼ばれる大技を披露し、最後に市内の小学生が「膝留め」の技を見事成功させて締めくくった。市役所を訪れていた市民からは大きな拍手と歓声が上がっていた。